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びすけっとさん全快!〜高齢ウサへの強制給餌のすすめ〜

先週の水曜日朝、突然何も食べなくなって病院に駆け込み、点滴いっぱつ打ってもらって、自宅療養中だったびすけっとさん。10歳4ヶ月。

もうすっかり全快!食欲旺盛でヤンチャないつもの状態に戻りました!
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キラーン☆

病院ではお薬(お腹を動かす薬と抗生物質)をもらって飲んでいましたが、うっ滞状態は脱したものの、食欲だけがもどらない状態が2日ほど続きました。

びすけっとさんはキャベツ派で、ふだんチンゲンサイは喜んで食べないのですが、調子を崩している間は味覚が変わって、チンゲンサイしか食べませんでした。大好きなキャベツとバナナは無視。
ペレットも、ふだん食べてるラビットプラス・ダイエットメンテナンスを食べずに、一番味気ないだろう健康食バニーベーシックスTだけを食べるという…。

胃腸の状態が思わしくないと、ウサギさんは年齢に関わらず味覚が変わるようです。

何か食べたいんだけど、匂いを嗅いでやめてしまったり、排泄はあるんだけど(お腹は動いててうっ滞状態ではないんだけど)食欲だけが本調子に戻らない、ということが、高齢のウサギさんにときどきみられますね。
原因はよくわからないんですが、びすけっとさんの場合は寒暖の差が大きい季節にみられます。
若いときは、寒暖の差にも順応していたのですが、年をとったからでしょうね。


高齢ウサギさんが食欲をなくしているときの対処法として、すぐに病院に行って毛球症や内臓疾患ではないかを調べてもらいます。レントゲンを撮って診察してもらうとわかります。深刻さの度合いによっては血液検査もしてもらいます。
毛球症などを除外でき、胃腸が弱ってガスが溜まっている『うっ滞』の状態だと診断された場合、重度の場合は病院で治療してもらいますが、軽度の場合はとくに病院でやってもらえる治療はないように思います。点滴をして、薬を注射するくらいです。

あとは、自宅でのケアにかかっています。


そこで、ぜったいにやるべきなのが、強制給餌です。


無理矢理ご飯を食べさせられるのは、ウサギさんにとってすごいストレスになりますが、食べなければますますガスが溜まって死に至ってしまいます。何度か経験がありますが、お薬だけで様子をみて回復するということはほぼありません。お薬は補助だと思った方がいいです。

ですから、心を鬼にして確実に食べさせなければ。


びすけっとさんも、今回早期発見で軽度のうっ滞と診断されたのですが、味覚がおかしかったり、食べたそうだけど食べたい物が見つからない…というしぐさを見せて、食事量が減っていく一方でした。

これはマズイ!と、強制給餌を始めました。

☆1日に食べる分のペレットをなんとかして食べさせる。
☆栄養価と繊維質と水分が同時に摂れるものを食べさせる。



経験あるウサ飼いさんには「いつもの量を確実に食べさせる」ということがどれだけ難しいか分かるかと思います(>_<)
いじめてるみたいで可哀想になってきたりもしますしね。
わたしも、初代ウサから試行錯誤を重ねてきましたので、わが家の方法を紹介してみたいと思います。


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主食のペレットを少量のお湯でふやかします。
今回シロップのお薬と混ぜるので、水分かなり少なめでふやかしましたが
もう少し水分が多い方があげやすいです。
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小さめのポリ袋の角にふやかしたペレットを入れます。
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シロップのお薬(2.5mm)を入れます。

シリンジ(注射器)は動物病院でもらうか、または購入してください。
口の大きめの3mmタイプを今回使っています。

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袋の中でペレットとお薬が混ざるように揉んで馴染ませます。
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粉のお薬を入れてもう一度揉んで馴染ませます。
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完成です。
袋の角を少しだけハサミでカットして絞り器みたいにします。
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シリンジの後ろから絞り出して中に入れます。
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シリンジにふやかしたペレットとお薬をミックスしたものが入りました。



これをウサギさんのお口に入れて、注入します。
ペースト状なので吐き出すことができませんから、口に入ったものはきれいに飲み込んでくれますよ(^-^)

それでも頑として飲み込もうとしない場合は、シリンジをもうひとつ用意して、そちらにはお水かアクアコールを入れておき、ペレットと交互に飲ませます。




今回、画像では20粒ですが、びすけっとさんの1回の量はこの倍くらい。それを1日4回あげていました。
プラス、朝晩バナナも同じようにペーストにしてあげるというコースで、2日でいつも通りの味覚と食欲に戻ってくれました(^-^)
ふだん好んで食べていたものをあげたことが良かったと思います。
最初は嫌がってましたが、もともと大好きなごはんなので思い出すんでしょうね。
数回あげていると、シリンジをカミカミして催促するようになってきました(^-^)
バナナのときはシリンジを吸ってましたから(笑)



今回、高齢ウサギさんにありがちな「なんだか食べたくない」「食べたい物がわからない」という味覚が変わってしまう状態には、そのまま放置せずに強制給餌することが一番効くなぁ〜と、学びました。

これからは、食欲が本調子じゃない、と察したときには、早めにシリンジでペーストを食べさせようと思っています(^-^)

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ガクンと寒くなった朝に調子を崩したので、今びすけっとさんのお部屋は23〜24度の常春状態に管理しています。
すっかり元気でごはんもモリモリ食べていますよ(*^-^*)


びすけっとさんのお父さん(初代ウサ)は膿瘍を煩いながらも12歳4ヶ月まで生きたタフガイでした。
(同時に介護の勉強になりました(^o^ゞ)
これまで病気らしい病気を一度もしたことがない健康優良児のびすけっとさんには、それを軽く超えてもらう長寿ウサになってほしいと思います。

元気いっぱいだと、野生度がUPして捕まらないのですが、走り回るびすけっとさんを見れることがうれしいです(*^-^*)



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by vincha | 2013-12-16 16:17 | rabbit -V-
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植物生活×北欧インテリアの試行錯誤。DIYでお部屋改造中。ガーデニング、北欧雑貨、ときどきパンダうさぎのぶいくんとその家族の話題も。


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